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工藤 哲史
横浜市経済局 局長

工藤 哲史

くどう てつし

このたび、「第59回大都市青年経営者交流研究大会」が、9年ぶりに横浜市で開催されることを心から歓迎いたします。全国各地から御参加の青年経営者の皆様を横浜にお迎えできることを、大変光栄に思っております。

 

この大会は、地域や業種の垣根を越えて、経営者同士がつながり、課題や展望を語り合うことができる貴重な機会だと伺っています。都市ごとに異なる産業構造や地域資源を背景に、皆様がそれぞれの現場で積み重ねてこられた経験や挑戦が交わることで、新たな気づきや刺激が生まれ、今後の事業展開にとって大きな力になることを期待しています。

 

横浜市の地域経済の柱である、ものづくり産業をはじめとする様々な分野では、近年、脱炭素化や循環型社会への対応など、持続可能な成長に向けた取組が進んでいます。横浜市としても、省エネルギー化に資する設備更新や太陽光発電設備の導入、脱炭素化に取り組む企業の資金繰りを支援する融資制度など、企業の皆様の御活動を後押しするための様々な支援策を展開しています。

さらに、新技術・新製品開発や販路拡大、DXの推進、知的財産の活用など、企業の成長力強化につながるチャレンジへの支援にも力を入れています。

 

企業の皆様を取り巻く環境は、原材料の価格高騰や人手不足、国際情勢の変化やサプライチェーンの再構築など、大きく変化しています。先行き不透明な状況ではありますが、こうした時こそ、地域産業を担う若き経営者同士がつながり、知恵や経験を共有することが、未来を切り開く大きな力になると信じています。

 

今回の大会が、皆様にとって実りある交流と学びの場となり、新しい連携や発想が生まれるきっかけになることを心より願っております。横浜市経済局としても、地域を越えた産業の活性化と持続可能な発展に向けて、皆様の挑戦をしっかりとお支えしてまいります。

 

最後に、大都市青年経営者交流研究大会の成功と、御参加されました全国の経営者団体の皆様の御健勝、御活躍を心から祈念してお祝いの言葉とさせていただきます。