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加藤 卓郎
一般社団法人横浜市工業会連合会 会長

加藤 卓郎

かとう たくろう

第59回大都市青年経営者交流研究大会・横浜大会の開催を心よりお祝い申し上げます。
また各地の青年経営者の皆様にも、お忙しい中、横浜にお越し頂きましたことを大変嬉しく感謝申し上げます。さて、横浜市工業会連合会は、横浜市に置かれた18の行政区の区域を基準とする11の地域工業会を会員としており、各工業会には製造業(ものづくり企業)を中心に約1,600社が参画しています。横浜青年経営者会は、地域ごとの活動の枠を超えて、若手経営者や技術者60名が結集し、1996年に設立されました。

 

横浜青年経営者会の特徴的な活動をご紹介しますと、毎年2月初旬に神奈川県や横浜市などとの共催で開催しております工業技術や製品の見本市「テクニカルショウヨコハマ」に出展し、製品のPRや商談を通じ、横浜における製造業の存在感を高めてくれています。また、各企業の特性を生かし一つの製品を創り、イタリアのデザイン見本市「ミラノサローネ」に出品するなど、活動は海外にも及んでいます。更に、ご存じの方も多いNHKの超一流のエンジニアたちが極限のアイデアとテクニックを競う技術開発エンターテイメント番組「魔改造の夜」に参加し優勝するなど、ものづくりの面白さと醍醐味を世の中に発信しています。

 

本大会が開かれる日産スタジアムは、収容人数が約7万人の大規模競技場であり、2002年のFIFAワールドカップと2019年のラグビーワールドカップの決勝戦など、世界中の人々の交流と感動を生み出した会場です。横浜青年経営者会の各メンバーが企画力とチームワークを発揮し、本大会にご参加頂いた皆様の繋がりを深め、思い出深いものにしてくれると期待をしております。

 

横浜は、ものづくりに関連する産業の集積が特徴の1つである都市として、横浜市と神奈川県のご支援のもと、発展を遂げてまいりました。都市の骨格を作るものは、豊かな自然であり、長い歴史の下支えであり、そこで息づく産業であります。

 

この大会参加のため横浜にお越し頂いた方々には、この地の空気や移動する乗り物の中から何かのきっかけを感じ取ってその芽を育てて頂きたい。また、大切な時間を楽しみ謳歌されることを期待します。

 

今も、そしてこれからも、明るい未来は若い世代、若い経営者の方々の日々の活動の先にあります。

本大会に参加される皆様の今後のご活躍を祈念し、ご挨拶といたします。